2009年4月9日木曜日

アクティブネットワークとネットワーク理論

 
Facebookの新たなキーワード:「アクティブネットワーク」 - CNET Japan
http://japan.cnet.com/marketing/story/0,3800080523,20391353,00.htm?ref=rss
 
 
神経細胞の成長過程と、人間のソーシャルネットワーキング活動はとてもよく似ている。
 
脳神経では、得意な部分の神経細胞のつながりが強く、電気信号が活発に交換されるが、苦手な部分は弱くつながっていたり、切れていたりする。
切れている部分に関しては、他の神経細胞を迂回して電気信号が届けられるので、その分反応が遅くなる。(感覚として「どうも苦手だ」みたいな。)
 
 
それでは人間はどうか。
 
苦手な人とは縁を切る、あまり親しくしないなど、距離をとる。逆に波長の合う人とは深く結びつこうとする。
 
 
昔は縁を切れば二度と接触することはなかったが、現代ではネットを介してつながってしまう。
 
あなたが気に入らない人が、あなたを気にいっている可能性があるというのはよくあることだけど、あなたがいまいちと思っている関係性がテクノロジーで保全されていく。
 
 
ネットワーク理論では「弱い絆の強さ」ということで説明されることがあるけど、
ソーシャルネットワークに関しては、旧時代の広告的な発想で「使う」というのは避けたほうがいい。
 
 
現代は、「押せば逃げて、引けば追ってこない」のよ。女より厄介。
 
 
まぁ、ネットワーク理論に関しては、書籍に譲るとして。
 
 
昔は情報弱者だけを狙い撃ちにして浪費を誘ったり、政治的に誘導したり権力者の都合のいいように操作ができたけど、現代はそうもいかない。
世界中の頭のいい人も悪い人も多くの人が膨大な生活情報をネット上にアップしていく。
そうして形成された情報のクラウドは、ネットに接続すればいつでも引き出すことができる。
 
つまり、"みんな"が平等な知識の宝庫を所有していることになる。
PCでもケータイでも、いつでもどこでも引き出すことができる。
 
 
こんにち、Facebookは地球人口の30分の1を取り込んだことになった。
 
これが意味するものはなんだろうか?
 
 
バイラルを起こす方法?
 
日本神話には「天岩戸」のお話がある。西洋には「北風と太陽」のお話がある。
 
ここにヒントがあるんじゃないかなと考えている。

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