2009年10月22日木曜日

生き残るための「編集力」

ちょっと古い話ですが、イラン選挙の際、海外メディアに対する
報道規制が敷かれる中、市民がTwitterを活用して現地の状況を
伝えていた、ということがありました。


<ご参考>
メディア・パブ:Twitter,イラン騒乱でソーシャルメディアの主役に
http://zen.seesaa.net/article/121677479.html
fumi's blog :イランとメディア
http://fumi.vox.com/library/post/iran.html


その際、市民のジャーナリズム(ソーシャルメディアによる情報発信)と
メディアの報道について議論があり、CNNがイランの状況に関する報道を
十分にしていない、と非難されるということもありました。

これは1つの例で、すでにソーシャルメディアと従来のメディアの関係は
変化していると思っています。


<ご参考>
メディア・パブ:新興新聞の記事を後追いする伝統新聞
http://zen.seesaa.net/article/130819007.html


ソーシャルメディアで市民が「リアルタイムに」情報を共有する世界で、
メディアの役割が新しい情報の提供ではなく「事実確認」になっていく中、
コミュニケーション業界の人間にできることは何かを考えたとき、
「編集」がとても重要な役割なのではないかと考えます。
別の言葉でいえば「切り口をみつける」です。

散らばっている情報を集め、それが何なのかを筋道だてて説明すること。

ブログやはてなをみていると独特の「文法」で情報が掲載されていて、
恐らくふつうには理解することができません。情報が断片的だからです。
それを誰かが「編集」しない限り何が起きているのか、
全体像が見えてこないということを感じます。


不確実な時代、いままでのやり方が通用しないのであれば、編集力を
身につけて、流れをつかみ、そして自ら流れを作っていくことが生き残る力に
なるのではないかと思います。


たぶん徳力さんの言っていることとかぶってる気がしますが。パクリではないです、はい。

2009年10月16日金曜日

Blog World Expo 2009、開催中

いまロサンゼルス(×)ラスベガス(○ すみません、間違いました)で開催されているBlog World Expo 2009
Twitterタイムラインがとっても面白いです。
(ご参考: ハッシュタグ #bwe09 )

なお、イベントで良く引用されていた言葉でポリシーに関わる言葉としては、以下のようなものがありました。

* Good social media policy: ”Don’t. Be. Stupid.”

* If you don’t trust your employees to blog it’s a hiring problem not a social media problem

* Discussion of ”company trusting employee enough” to use SM. Uhm, if u don’t trust them why did u hire them?

* What is your ROI? Could also stand for Return on Ignoring if not into social


ソーシャルメディアを使うということは決して特別なことではなく、
普通に、いつもの通りでいればいいというのは納得がいきます。
ただし、「Stupid」になってはいけない、と。
そして、企業において「ソーシャルメディアを信頼しない」というのは
社員を信頼していない、ということじゃないか、という議論も白熱しています。

ぜひTwitterで日本からも参加してみましょう!

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