ちょっと古い話ですが、イラン選挙の際、海外メディアに対する
報道規制が敷かれる中、市民がTwitterを活用して現地の状況を
伝えていた、ということがありました。
<ご参考>
メディア・パブ:Twitter,イラン騒乱でソーシャルメディアの主役に
http://zen.seesaa.net/article/121677479.html
fumi's blog :イランとメディア
http://fumi.vox.com/library/post/iran.html
その際、市民のジャーナリズム(ソーシャルメディアによる情報発信)と
メディアの報道について議論があり、CNNがイランの状況に関する報道を
十分にしていない、と非難されるということもありました。
これは1つの例で、すでにソーシャルメディアと従来のメディアの関係は
変化していると思っています。
<ご参考>
メディア・パブ:新興新聞の記事を後追いする伝統新聞
http://zen.seesaa.net/article/130819007.html
ソーシャルメディアで市民が「リアルタイムに」情報を共有する世界で、
メディアの役割が新しい情報の提供ではなく「事実確認」になっていく中、
コミュニケーション業界の人間にできることは何かを考えたとき、
「編集」がとても重要な役割なのではないかと考えます。
別の言葉でいえば「切り口をみつける」です。
散らばっている情報を集め、それが何なのかを筋道だてて説明すること。
ブログやはてなをみていると独特の「文法」で情報が掲載されていて、
恐らくふつうには理解することができません。情報が断片的だからです。
それを誰かが「編集」しない限り何が起きているのか、
全体像が見えてこないということを感じます。
不確実な時代、いままでのやり方が通用しないのであれば、編集力を
身につけて、流れをつかみ、そして自ら流れを作っていくことが生き残る力に
なるのではないかと思います。
たぶん徳力さんの言っていることとかぶってる気がしますが。パクリではないです、はい。
2009年10月22日木曜日
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情報洪水とか言っている人に限って情報のフィルタリングが下手だったりするので、その辺のサポートっていうのは今後伸びそうですね。
返信削除NAVERのおまとめマンも好評のようだし。
あと、2ちゃんのまとめログやっている人の編集力は神がかっていると思う今日この頃です。