2009年6月29日月曜日

Twitterをやる意味

どこそこで耳にする「Twitterってやる意味あんの?」という質問について。
これは、「サービスとしての価値としての意味」と「あなたにとっての意味」に分けて考えた方がいい。


■まず、「あなたにとっての意味」について。

僕は、「やれば意味が見えてくるし、やらなきゃいつまでたっても意味なんて見えてこない」と答えるようにしてる。(もちろん、もっとやさしい表現で)


そもそも、意味を問うこと自体がナンセンスで、「人間やる意味あるの?」ということに等しい。
人生に意味を見い出したい人にとってはあるんだろうし、人生に意味はない人にとっては意味がない。
そして、それは人間でなきゃ持ち得ない問いで、この問いを発するためには人間として生まれてこないといけないことになる。

小難しい話はこれぐらいにして、大切なのはユーザーはそこになにがしかの「意味」を見い出した、もしくは感じたからやっているのであって、その意味は人それぞれでいい、ということ。


やってみて合わないんだったらやめりゃいいし、誰も何も言わないよ。あなたがつぶやかなくても、Twitterにはつぶやきがアップされていくし。


■サービスの価値としての意味について

個人的には、Twitterというインフラに何気ないつぶやきをして、それがどこかで何かのヒントになったりという、ちょっと奇跡に近いもの、セレンディピティを起こす可能性があることに意味を感じている。「別に誰のためでもないんだけど、誰かのためになってたらいいな」的な。


オフラインのつぶやきは、ほんとにただのつぶやきでしかない。言えば虚空に消えていくもの。

Twitterのつぶやきも本質的にはただのつぶやきでしかなくて、他人のつぶやきをただただ追っていく、っていうと退屈なサービスに聞こえるかもしれないけど、つぶやきに意図がこめられていたり、ほんとに何気ないつぶやきがあったり、それらがごちゃごちゃになったカオスがすごいことを生んだら楽しくない?


これはどういうことかというと、意味は「他人が持たせている」ということ。


■つまり、
意味とか価値なんて、上のことで十分じゃないか。だって、「つぶやき」だよ?

大事なのは、他の誰でもない、「あなたがどう評価するか」だ。

あとは他のユーザーが意味を持たせてくれる。
それなのに、他の大勢の話(特に非ユーザーや価値を見い出せなかった人たちの)を持ち出していちゃもんつけるのはいただけない。現実に使っている人もいるのにもかかわらず。

「まずはやってみる」


何事もこの精神で臨みたいところだ。自戒をこめて。
そのほうが建設的でしょ。

2009年6月22日月曜日

Twitterにおけるハッシュタグの重要性




Twitterにおけるコミュニケーションでは、話題を共有するために
「#iranelection」といった「ハッシュタグ+話題」という印をつける
習慣があります。


現在流行しているハッシュタグを集めたサイト:
http://hashtags.org/


先週のiPhone OS 3.0の発表の際もハッシュタグで話題の共有を図る人が
たくさんいたのですが、上記サイトで「3.0」検索などで検索してみると、


#iphone_os_3.0
#3.0#iphone-os-3.0
#iphoneos_3.0
#iphone_3.0
#iphone_os_3.0_update
#waiting-for-3.0


のようにタグがばらばらです。


タグが統一されていないと、うまくタグ検索ができない、
あとからどれ程の盛り上がりがあったのかトラッキングできない、
といった事態になってしまいます。


投稿者(Tweeter)の話題共有とキャンペーンを
盛り上げるためにも、Twitterで話題の波及が期待できるものには
オフィシャル・タグを設定することをおすすめします。

これはTwitterに限らず、Flickrやブログでも同じことが言えますね。
SEO的な観点でも重要といえるはずですが、それよりなにより
「コミュニティ」を形成して会話を生む場所としての重要性に
注目していただきたいな、と思います。


[KS]

2009年6月5日金曜日

[危機管理] SMAPのリスクコミュニケーション

SMAPのリスクコミュニケーション (はてな匿名ダイアリー)


SMAP 草なぎ氏が復帰した「SMAP×SMAP」での会話について分析したエントリーです。


稲垣氏がメンバーが欠けた経験は初めてだと述べると、
木村拓哉氏が「俺たちは2度目だったけれどね」と、
かつての稲垣氏の謹慎についても触れ、
「包み隠すことはやめよう。それをやっていたら、SMAPの先はない」
と言った、という部分にフォーカスがあります。


-------引用-------

あったことを「あった」と認めて、
それでもそこからは、紙一枚奥には立ち入らないぎりぎりの場所として、
「二度目」という言葉のセンスはすごかった

----引用ここまで----



「木村拓哉」というペルソナがそれを語ることで
かなりの説得力があったことは確かで、
誰にでも真似できるようなことではありませんが、
SMAPという団体に起こったクライシスへの対応としては
成功したメッセージだったと思います。


企業にクライシスが起きたときにも「誠実であること」、
「隠さないこと」を心がけるべきであるということのよいケース・スタディです。


[関連記事]
草なぎ復帰のスマスマでキムタクが見せた「男気」 (産経ニュース)


[ks]

FacebookとTwitter、ユーザー滞留時間が驚異的に増加

メディア・パブより
 
サードパーティアプリケーションが増加していて、サイトに行かなくても機能が利用できるから、
サイトに居座るというよりも、むしろ「つながってる」といったほうがいいかも。

2009年6月3日水曜日

さまざまなPV

アメブロのPVが界王拳並みとか、定義はぶっちゃけないみたいな話しがありました
が、
PVを指標にすることのあぶなさが分かるエントリ。

http://blog.livedoor.jp/nabokov7/archives/848903.html


PVよりも株価のほうが信頼性のある数字だなぁと思ったり。

でも、変動の要素は似ていて、結局質の高い情報なりを提供してパフォーマンスのよ
いところに人が集まるのであって、やらせとか人工的なものは結局仕掛ける側の自己
満足でしかない。そして、後で手痛いしっぺがえしを食らう。

残ったログが、企業の信頼を食いつぶしていく。

Googleに一回インデックスされたら、Googleが使われる限り検索してヒットする可能
性が残り続ける。

WEBでの施策は、押すところと引くところを見極めることにあると思う。

増え続けるツールは確かに"メディア"ではあるけれど、僕らのような業界にいる人
たちから想起される"メディア"としての使い方は実はWEBには不向きで、それを理
解できないと永遠に川は越えられない。

KK

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