2009年7月31日金曜日
Twitterが日本でキャズムを越える日
昨日、産経新聞が「ウェブ面」を新設(毎週水曜掲載)しました。
それに合わせて、広告としてテレビ欄にニコニコ動画の
生放送予定表が載るなど、力が入っています。
Twitterでも「産経新聞テレビ欄」というワードがバズをおこすなど、
話題になりました。
[ITmedia]
産経新聞「WEB面」開始、ネット用語解説やニコ動の番組表も
http://ascii.jp/elem/000/000/443/443445/
また、勝間和代や広瀬香美がTwitterをはじめるなど、
有名人のTwitterユーザーも現れてきています。
[ITmedia]
有名人のTwitter利用が加速 広瀬香美さん、勝間和代さんのすすめで開始
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0907/21/news022.html
これから日本でTwitterはどのように普及していくのでしょうか。
それを示唆する調査がありましたので、ご紹介します。
(出典:http://www.netratings.co.jp/New_news/News05272009.htm)
2009年4月時点でアメリカ、イギリスと比較すると、 日本ではまだまだアクセス数が少ないものの、
徐々ににアクセス数が伸びていることがわかります。
また、伸び率も上がってきていますね。
(出典: http://www.netratings.co.jp/New_news/News07282009.htm)
日本で2009年1月-2009年6月の期間中のTwitterとTumblrという
ブログサービスのトラフィックを示したグラフです。
このグラフでは4月から5月にかけては若干アクセスが減少したものの、
5月から6月でかなりの増加が見られます。
(出典: http://weblogs.hitwise.com/robin-goad/2009/01/twitter_traffic_up_10-fold.html)
そして、この日本のアクセス数のグラフとイギリスにおけるアクセス数の
変化のグラフと見てみると、その増減の仕方がよく似ている事がわかります。
時期や期間は違えど、Twitterの普及はこのような形を描くのではないでしょうか。
とすると、今まさに有名人が参加するなど盛り上がりを見せるTwitter、 日本での キャズム越えの日も近いと思われます。
そうなったときに、日本人が使うTwitterの中で起きる出来事が
どのように変わっていくのか、 注意深く見ておく必要がありそうです。
ks
2009年7月10日金曜日
【NYT】 "Spinning the Web: P.R. in Silicon Valley" PR業界の反応
NYTに掲載されたシリコンバレーのスタートアップ企業に対する
新興PR会社の活動に関する記事がPR業界で話題になっています。
特に強烈なのはコレですね。
ニコニコして、電話して、営業トークして、記事掲載を祈るだけ、
というPR1.0への痛烈な皮肉。
「PR=プレスリリースではない」
エデルマンCEO、Richard EdelmanもPRの「5つの神話」として記事を投稿しています。
Ogilvy の Luca Penatiは、前述の記事を紹介した上で、こう言います。
「俺たちは(一発屋ではなく)ブルース・スプリングスティーンなんだ!」
One additional thought I’d add is that many people in Silicon Valley and in the social media space believe PR is one-dimensional: they define it as media relations. PR is not a “one-hit wonder”. It does not stand for “press release”. We build brands, enhance and protect the reputation of our clients and are here to stay. To use a music analogy, we are the Bruce Springsteen of the communications world. Not Right Said Fred.
"A music analogy"
これらの反応はpros&consありますが、要するに従来型のPRでは
先がないという不安や危機感があるということのあらわれなのですね。
みなさまの感想や意見をぜひコメントください!
ks
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