2009年4月22日水曜日

ニューヨークタイムズ決算

情報伝達手段がデジタル化してどんどん高速化している米国では、紙ベースの媒体が
どんどん弱体化している。

The New York Times Company決算リリース
http://phx.corporate-ir.net/phoenix.zhtml?c=105317&p=irol-pressArticle&ID=1278647&highlight=

《解説はこちら》
NYタイムズが本当に危うくなってきた:メディア・パブ
http://zen.seesaa.net/article/117887953.html


この四半期で7447万ドルの損失をだし、広告売上が27%だそうだ。
米国では全国に配達する制度がなく、純粋に自由競争となっているため、これはかな
り厳しい。
たのみのネット事業もマイナス成長となり、収益の確保に限界が見えてきている。


組織としての媒体者は経営が苦しいが、一方で記者がブログなどで独立するケースも
目立ってきているため、これからの新聞メディアのあり方、コンセプトが変わってい
くのは間違いない。

たとえば、ブランド名を傘にした記者ブログポータルサイトなど。(今も半分このよ
うな形だけど、それでも苦戦…)


組織から個人の時代へ。

個人が情報の上流から下流まで参入することができるようになったので、組織として
存在したいなら、個人から「選ばれる」メディアになっていかなきゃね。昔もそう
だったと思うけど、いまはもっとそのことにこだわらなきゃ生き残れない。

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