2009年5月7日木曜日

アメリカは厳しい、マーケティングなのやらせなの?

[WSJ] 報酬もらってブログで宣伝――「ペイパーポスト」に厳しい視線 [IT media]


google日本法人の件はgoogle自身のポリシーに反するPPPだったからたたかれたわけですが、
包括的に規制するのはちょっとやりすぎな気もします。

米国では「マーケ業者」側からのブロガーに対するアプローチにも問題があるのでは?
日本だとブロガーに企業スポンサードである旨を記事に書くよう求められるはず…そうではないケースもあるのでしょうが。

ブロガー自身、自衛策としてcopyrightの記述のように一行、PPPであることを示す記述が必要になっているのでしょう。


また、プロ(メディア)/ブロガーの違いや区別は、ビジネスモデル的にもはや区別できなくなってしまっていると思います。
(広告/PPPというのは金銭の授受をともなうビジネスと考えれば同じだ、ということです)

「記事に似せた広告がいいですよ」とどこかの広告祭りで話している人がいましたが、
とどのつまり問題にすべきは読者がどういう反応をするかだと思われます。

広告とわからずに広告を見ること、PPPとわからずにブログを読むこと、それが混乱を招いているのが現状だとすれば、
規制ではなく、メディア/ブロガーの配慮or読者のリテラシー向上を図らねばならないのではないでしょうか。

2 件のコメント:

  1. この記事には同感で、メディア(含ブロガー)と読者のリテラシー向上が必要だと思ってます。

    そして、その間にいる代理店も、この問題について一定の認識を持つべきだと思います。


    現状ではビジネスとして存在している以上、そのふるまいについては一定のポリシーを定める必要があるとのことで、WOMマーケティング協議会(準備会)が立ち上がっていました。

    その一方で、記事内のリンクにはアンカータグ内に“rel=nofollow”のタグを入れるなどの意見もありましたが、一般の人には「タグ」はピンとこないと思うので、ブログプロバイダーが機能として実装するなんて案もありました。

    いずれにせよ、携わる人が率先して議論していくのがまっとうなあり方ってもんかと。

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  2. Luckystarさん、
    お米ありがとうございます。私は、Webの「透明性」という特性をどう担保していくか、それが問題なのだと思います。ステルスなんて言われた日にはせっかくのWebのよさ(いいことばかりではないですが)が失われてしまいます。
    一般ピーポーが参加できる場所がWebになくなる、なんてことはないでしょうが、参加するものたち自身が自警すべき時代なのだと思います。まだ。
    ks

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