■ <シリーズ 世界の10代> ネット時代の危うい10代 (NHK BS 1)http://www.nhk.or.jp/wdoc/backnumber/detail/080414.html
昨夜放送されていた番組です。
子供たちがインターネットに依存している現実とインターネットから生じている問題をとらえたドキュメンタリーで、
大人たちは現代の子供たちにどのように対応すればいいのか提言するような内容でした。
この番組はアメリカでの話ですが、日本でも同じような問題は起きています。
Sparknotes(http://www.sparknotes.com/)のようなStudy Guideで
課題図書の概要だけ拾い読みし、誰も原書を読まない、
「何か」を検索で探すことは得意だが、自分で答えを探すようなことが苦手、
という傾向が10代の学生にはあるそうです。
高校生が集団でマディソン・スクエアにライブに出掛け、電車内で飲酒し暴れる様をYouTubeに投稿し、
それを見た自分の親(PTA会長?)が全生徒の親にメールでYouTubeのリンクを送って警告する
(その人は50/50の割合で非難されたそうです、「プライバシーに関わるな」と)
インターネット上で(SNSなど)いじめにあっていた子供が実はいつも自殺幇助サイトを閲覧しており、
ある日自殺してしまう。子を亡くした親がそのサイトで息子とコンタクトを取っていた人物に
コンタクトしたところ相手も子供で、本名を聞き出し、その家に電話をかけたが、取り合ってもらえなかった
これが当たり前に現実なのだと思うとにわかには信じがたいのですが…
このような環境で育った子供たち(デジタル・ネイティブともいいますね)とどう向き合えばよいのか。
「いままでと同じ」ではもうないのです。
理解するのは困難。「心」を理解するために、「テクノロジー」を理解しなければならないのですから。
「親は子供のパスワードを知り、管理すべき」ということがいわれていました。
(いざというときのために封筒にPWを記入した紙を入れておくなど)
もちろん子供が抵抗するのは当たり前ですが、子供を守るためのひとつの手段なのではないでしょうか。
日本でも吉田 賢治郎さんのような経験をする親が増えていくのでしょう。
「けんじろう と コラボろう!」
学校裏サイトで娘が実名で攻撃され、父としてメールを送ってみた。
http://blogs.itmedia.co.jp/kenjiro/2008/05/post-9a63.html
いざとなったら親はネットの海に飛び込んで、
溺れている我が子を助けられるか。
今からの時代に考えなければならない課題なのではないでしょうか。
[ks]
2009年5月15日金曜日
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とても考えさせられるエントリをありがとう。
返信削除考えてみれば、僕らの子供は間違いなくデジタルネイティブだよね。
自分の子供がこんな目にあっていたらと思うと夜も眠れない…。そのためにネットリテラシーがあるんだし、そのために必要な教育をまず親が考えないといけない。(僕は学校に丸投げしたくないのでw)
幼少期のナイーブな時期にこういった人間の生々しい部分に触れることができる環境は、もはや「戻すことができない」ので、大人が毅然と(そして、子供たちの表現の自由を萎縮させないように)対応しないといけないなと思います。
そのために、自らの襟を正さないといけないことは言うまでもありません。
僕は、自分の子供なら火の中水の中ですよb
IP抜くぞ ゴルァ
通報しますた!!
みたいな。イミグランツを舐めるなよーww
それがデジタルネイティブ時代の親のあり方ってもんです。
最近ネット言論はすべてネタかポジショントークに見える KKでした。